婚姻を継続しがたい重大な理由
民法770条に規定されている離婚原因のひとつです。夫婦関係が破綻してしまい、その関係が回復される見込みがないと判断された場合に、個々の具体的な事情を裁判所が判断する事になります。
■ 破綻主義
破綻主義とは、夫婦の関係が破綻している状態ならば、離婚の原因の責任がどちらにあろうとも離婚を認めるべきではないだろうか?という考え 方です。
近年の判例をみると離婚の原因そのものよりも、事実上の夫婦の関係が破綻しているならば離婚を成立させる破綻主義に移行している傾向があります。
■ 近年よくある理由
結婚生活を継続していけなくなってしまう事例で近年問題になっているDV(ドメスティックバイオレンス)があげられます。暴力を振るうだけでなく、暴言なども精神的な暴力としてDVに含まれます。
最近の熟年離婚の理由にも多いのが、思いやりに欠ける、優しくない、真面目だが退屈な性格にうんざりした。などもあります。
■ 重大な事由の例
夫婦関係が冷めていく理由は、夫婦の数だけあると思います。下記のケース以外でも、現在の夫婦の関係が 破綻してしまっているのならば、破綻主義により離婚が認められる ケースが多いのが現状です。
- 生活費を渡さない
- 定職に就かない
- 愛人、浮気相手の家から帰ってこない
- 実家から帰ってこない
- 行方がわからない
- 暴力を振るう(DV)
- 性格や価値観の不一致
- 愛情が冷めてしまった
- セックスレスなどの性の不満
- 同性愛や性交不能
- 同居の家族との不和
- 双方の家族の不和
- 宗教や信仰の対立
- 思いやりがない、不親切
